候補夫婦に選ばれない理由(2)
● あたしたちの条件が優れているわけではなかった
絶対ではないが、「妻の年齢がまだ若く、かつ、専業主婦である」という条件は、やはり強いとのこと。
丸尾くんの母よりも、花輪くんのママに、ということですね。
ま、そりゃそうですよね~。アハハ!
ええ、そこで争わないぐらいの丸さは身に着けておりますよ。
また、研修で隣の席になった女性から聞いた話。
彼女の知り合いのご夫婦は、里親登録後の初回の紹介で候補夫婦1位に選ばれ、すでに養子を迎えているとのこと。
そのご夫婦は、「妻が若い」「妻はフリーランスで在宅ワーカー」「夫は外国人だが日本に帰化済み」「夫は会社経営者」「世帯年収とても高い」「一等地に豪邸」「妻の母が同居」とのこと。
「アッ・・・。あたしたちなんて別に優良物件じゃなかったのね・・・」
調子にのっていてすみませんでした。
しかし逆に子供の立場で見てみると、人(審議会メンバー)の采配によって、
花輪ママか丸尾母か、
金持ちか庶民の家か、
体育会系か文科系の親か、
などと変わってしまうんですから、えらいことですよね。人生がかなり違ってきますよ。
しばしば反抗期になると「こんな家に生まれてきたくなんかなかったやい!」と悪たれをつくものですが、それも「神の采配」だと思えば諦めもつきやすいというもの。
養子の場合は「人(審議会メンバー)の采配」だと思うと、不公平感の消化に時間がかかりそうです。